お口の中のphは基本的に中性で保たれています。
飲食をするとプラーク中のphは酸性に傾き脱灰がはじまります。
歯のエナメル質が溶け出す酸度はph5.5です
これがむし歯の始まりです。
しかし、しばらくすると唾液の働きにより徐々に中性へ戻り、再石灰化されます。
酸性から中性に戻るまでに要する時間は約20分から1時間といわれています。
間食の回数が多い食生活では脱灰の時間が長く、再石灰化の時間が短くなり、むし歯になりやすいのです。
また、近年では健康の為、お酢を飲料として飲まれる方が増えています。
ですがその反面、お酢は口腔内を酸性にし、虫歯のリスクを高めます。
3つのむし歯要因
「歯の質や形」「食べ物(糖分)」「むし歯菌」
この3つの要因が重なった状態のまま経過するとむし歯が進行します。
むし歯のリスクを減らすには
① 回数を決めて間食を減らす
飴やガムを口の中にダラダラいれてませんか?
缶コーヒーやジュースをチビチビダラダラ飲んでませんか?
② むしば菌(歯垢)を減らす
食後の歯磨きや洗口ができていますか?
③唾液を増やす
食事はゆっくり食べ、しっかり噛み、唾液を増やす
食事の摂り方やステファンカーブについてご理解頂けましたでしょうか?
私の子供達もついつい、ダラダラと食べたり飲んだりしてしまいがちですが、メリハリをつけた食生活を心がけようと思います。
嫌なむし歯の治療をさせない為にも、大切な自分の歯を守る為にもむしばになるリスクを減らして、
よりよい環境を整えたいものです。
暑い日は冷たくて甘いものの誘惑がたくさんありますが、水分補給にはお茶やお水を持参して、
少しでも歯が脱灰する時間を減らしましょう
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