【犬歯の役割】
みなさんこんにちは
ホワイトニングサロン京都烏丸
犬歯、八重歯、糸切り歯…皆さんはどれか一つでも聞いたことがありますか?
実はこれらはすべて同じ歯を指しています。
この犬歯は正面からみて3番目の歯。
上下あわせて4本ありますが、上の方に生えてしまったものが
一般的に「八重歯」と呼ばれるものです。
日本では「八重歯はかわいい」と言われることもありますが、
実は欧米では「悪魔の歯」とも言われ、イメージはよくありません。
海外でお仕事をされるような方でイメージが大切な方は注意が必要かもしれませんね。
最後まで残る丈夫な歯
見た目の件はさておき、犬歯に関して重要なのはその役割です。
実は、犬歯は歯の中でも最も根っこが長く丈夫な歯で、比較的最後まで残ることが多い歯です。
糸切り歯とも呼ばれるように、するどい先端で食べ物を噛み切るためでもありますが、
もうひとつ重要な役割があります。
それは「犬歯誘導(けんしゆうどう)」と呼ばれる、かみ合わせ上の役割です。
試してみよう!ちゃんと隙間ができますか?
ちょっとした実験をしてみましょう。
まず、そっと上下の歯をかみ合わせてください。
そこから力を抜いて下顎を左か右のどちらか一方にゆっくり大きく動かしてみてください。
すると、犬歯に当たって奥歯に隙間ができてきませんか?これが「犬歯誘導」です。
歯はもともと横の動きには強くありません。
そのため、とても丈夫な犬歯を支えにして、奥歯の横方向の動きには
あえてかみ合わせないようなシステムになっているのです。奥が深いですよね…。
そのように考えると八重歯などで犬歯が正しい位置にない場合は、
見た目も大切ですがむしろかみ合わせが心配です。
先ほどの実験で奥歯に隙間ができない場合は、どこかに無理な負担がかかっている可能性もあります。
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